LITE
FEATURE 011

2003年の結成以来、都内を中心に精力的な活動でジワジワと認知度、人気度ともに獲得しながら近年ではヨーロッパでの海外盤デビュー、フジ・ロック・フェスティヴァル2007への出演、UKツアー、Mike Watt(The Minutemen、Firehose、The Stooges)の新ユニットFunanoriとのスプリット盤リリースと活動の場をグローバル化しつつますます目の離せない存在になってきている東京次世代インストゥルメンタル・ロック・バンド、Lite(ライト)。そんな彼らが2月12日に2年半振り2回目の来新!しかもスプリット盤でシェアしたMike Wattの新ユニット、Brother's Sister's Daughterの来日ツアーのサポートしての来新。ツイン・ギターとベースの織り成す変則的アンサンブル、ソリッドに切れ込むドラミングによって生まれる強靭なグルーヴ感とストイックな高揚感。今回のBrother's Sister's Daughterとの共演でどのようなケミストリーが生まれるのか、非常に楽しみなところです。





HOMETOWN
Tokyo, JP

MEMBER
Nobuyuki Takeda
kozo kusumoto
jun Izawa (FULLARMOR, SEABARA)
Akinori Yamamoto

LABEL
NMNL (JP)
DAIZAWA (JP)
TRANSDUCTION (UK)

WEB
LITE
LITE myspace
まずメンバーの紹介をお願いします。

Gt武田、Gt楠本、Ba井澤、Dr山本です。

結成当時は4つ打ちでダンス寄りのサウンドだったと聞いたことがあります。どのようにして現在のようなインストゥルメンタル・ロック・サウンドへとシフトしていったのでしょうか?

都内のライブハウスでやり始めたときに、たくさんの凄いバンドを目撃して衝撃を受けて、インストでやりたいことが180度変わりました。

ソリッドで無機質な質感でありながらも聞き手を高揚させるリフや曲展開が1曲1曲に詰まっていると思います。曲はどのようにして制作されているのですか?

ジャムで作ります。曲の核になる一つフレーズから初めて、次の展開はどうしたらいいかを考えながら曲が出来ていきます。

去年の12月のSleeping People来日ツアーのうち2公演をサポートされましたが、彼らとの共演はいかがでしたか?

アルバムよりライブのほうがかっこよかったです。あれだけ曲をきめ細かに作りこんでいるバンドを久しぶりに見た気がします。とても刺激を受けました。

そのSleeping Peopleもそうですが、ここ最近割と国内外ともにインストゥルメンタルのバンドが「歌」を楽曲に取り入れる傾向があると思います。Liteも今後その可能性はあると思いますか?またもし「歌」を取り入れるとした場合、歌ってもらいたいヴォーカリストなどはいますか?

歌はいつか入れて見たいと思います。他の楽器も同様ですが。とくにヴォーカリストは浮かびませんが、ビョーク的なヴォーカルとかいいかなぁ、と思ったりもします。ビョーク本人でもいいんですけどね。

2月8日からアメリカからあのMike Watt率いるBrother's Sister's Daughterとのスプリット・ツアーが始まりますが、今のお気持ちはいかがですか?

自分たち自身が海外ツアーに出るような気持ちです。一皮も二皮もむけて帰ってこれそうです。

2月12日には新潟公演も決まっていますが、新潟でのライヴは初めてですか?また新潟の印象はいかがですか?

新潟は2度目です。1stミニ・アルバム『Lite』のツアー時に一度行きました。2/12のライブで色々新潟を知れそうな気がしています。

去年にMike Wattの新ユニットFunanoriとのスプリット盤のリリースとがありましたが、そもそもどのようにして彼との交流は始まったのですか?

イギリスのTransduction RecordsのオーナーがMike Wattの大ファンかつ、古い知り合いで、その彼を通じてスプリットの話がありました。

そのTransduction RecordsからのEU盤のレコ発として去年UKツアーを決行されましたが、いかがでしたか?エピソードなどもあれば教えてください。

とにかく毎日イモを食べてたこともあって、日本食の素晴らしさに気づけたツアーでした。お客さんも反応がダイレクトなので、毎回手ごたえのあるライブになりました。

現在次回作を制作とのことですが、どのような作品になりそうですか?

いろんな面で、「え?」っていう感じのアルバムになりそうです。

最近のお気に入りのCDやレコードを教えてください。

最近は自分たちの新作のデモを毎日聞いてます。かなりいい感じですヨ。(宣伝)

それでは最後に今後の活動予定を教えてください。

5月ごろアルバムを出しまして、6月からは怒涛の全国ツアーに出ます。9月にはヨーロッパツアーに行ってきます。また新潟で会いましょう。



INTERVIEW in January 2008
TEXT by Masato Hoshino