NANO MACHINE
FEATURE 012

2008年2月12日にBrother's Sister's Daughter、Liteとともに新潟にやってくるNano Machine(ナノ・マシーン)。ポスト・ロック/エレクトロニカを完全に消化/通過し、プログレッシヴ、エクスペリメンタル、テクノ、ニュー・ウェイヴ、フリー・ジャズなどなど様々なエレメントをコンピューターによるテクノロジーとバンド・アンサンブルによる叙情的な音心でハイブリッドしたそのサウンドは、もはや音楽ジャンルという枠組をまたいで確固たる音楽を創り、築きあげています。しかも面白いことに見るたび、聴くたびにそのサウンドは、現在進行形で進化の一途を辿っている。3度目の来新となる今回は、どのようなショウを見せてくれるのか、期待が募るところです。


HOMETOWN
Tokyo, JP

MEMBER
Shintaro Yae (PICO NOTE, BACKBONE)
Toru Sato (PICO NOTE)
Tomokatsu Abe

LABEL
CATUNE (JP)

WEB
NANO MACHINE
NANO MACHINE myspace
まずメンバーの紹介をお願いします。

ヤエ(以下Y):現在は、ヤエ、サトウ、アベの3人です。

2000年の結成当時はデュオ編成でしたね。どのようにして現在のバンド編成になっていったのですか?

Y:目的となるサウンドを実現するためですが、簡単ではなくて、増えたり、減ったりしています。

2月12日、3度目となる新潟でのライヴですね。今回はどのようなライヴ編成になりそうですか?

Y:メンバー3人に加えて、いつもサポートしてもらっている"nano machine group"からベース、トランペットが同行する予定です。

新潟でのライヴは東京や他の地方と比べてみていかがですか?

サトウ(以下S):新潟に限らず、地方のお客さんはいつもあたかかく迎えてくれるので楽しいです。

今まで共演された新潟バンドはいかがですか?

Y:外側ではなく、内面がしっかり重い、いいバンドが多いと思います。

今回はアメリカからMike Watt率いるBrother's Sister's Daughterと東京インストゥルメンタル・ロック・バンドのLiteとの共演となりますが、今のお気持ちはいかがですか?

Y:Liteはすばらしいバンドですし、Brother's Sister's Daughterはどんなものか興味津々なんで、楽しみにしてます。

メンバーのサトウさんは新潟県出身とのことですが、こういった地元でのライヴについてはいかがですか?

S:やっぱり地元は気合いが入りますね。そして東京や他の地方でのライブとは全く別の緊張感があります。

2005年リリースの1stアルバム『GEMINI』は個人的に大好きな作品のひとつです。今作に続く新作の予定などはありますでしょうか?もしあるようでしたらどのような作品になりそうですか?

Y:長い期間体制が整わず、苦労してきましたが、最近ようやくアルバム制作にとりかかりました。いろいろな意味で前作をしのぐ作品にしようと意気込んでます。6月には完成させる予定です。

今までにToeやFrom Monument To Massesなどのリミックスを行っていますが、こういった他のアーティストの楽曲のリミックスについてはいかがですか?

Y:単純に、刺激になるし、勉強にもなる。やってて楽しい。今後もやってこうと思ってます。

2006年のNano Machine初の自主企画の際にお披露目されたというヤエさんとサトウさんによるユニット"poco note"について教えてください。

Y:コンセプトをもたないことがコンセプトの"nano machine"に対して、"pico note"は明確なコンセプトをもったプロジェクトです。近いうちに作品として発表できればと思っています。

最近のお気に入りのバンドを教えてください。

Y:メンバー共通に好きな最近め(?)のバンドはDo Make Say Thinkですが、来日公演にToeが一緒にやると聞いていいなぁと思ってます。

では最後に新潟のリスナーに何かメッセージをお願いします!

Y:随分豪華なアンダー・グラウンドの1日になりそうなので、期待していて損はないと思います。



INTERVIEW in January 2008
TEXT by Masato Hoshino