JACOB
FEATURE 065

新潟を拠点にアート・エキシビションやクラブ・イベントなどを行うプロジェクト、red race riot!(レッド・レイス・ライオット)。2015年5月現在までに35回の開催を重ね、今までにDJ Kensei、Tsujiko Noriko、NHK'Koyxenなどの日本勢から親交の深いLa Mano FriaやEpsteinをはじめ、Teen Daze、Feldermelder、Bit-Tunerなどの海外勢まで、先鋭的なアーティストの招聘を続けています。そのプロジェクトを主催すると同時にJacob(ヤコブ)として自身もDJを行い、そのアーティステックな感性と豊かな音楽性を根底としたプレイで高い評価を集めており、新潟県内外での様々なイベントに引っ張りダコとなっています。experimental roomsでのイベントでは会場音楽での出演がほとんどでしたが、ER#19では会場的にも”踊れる回”として本領発揮のDJをプレイして下さること必至です。そんな彼に改めてこれまでの歩みを振り返って頂きつつお話を伺ってみました。




HOMETOWN
Niigata, JP

MEMBER
Shinobu Makiguchi

WEB
RED RACE RIOT!






experimental room #19



2015 06 10 WEDNESDAY

GOLDEN PIGS Yellow Stage

Open & Start 19:30 / Close 23:00

Adv 3000JPY / Door 3500JPY / From Out Of Niigata 2500JPY

lineup:
LEE GAMBLE
I WONDER WHEN IT WILL END.
JACOB


more info: experimental rooms
まずはじめに自己紹介をお願いします。

マキグチシノブと申します。jacobという名前でDJをしております。

活動を振り返って頂きたいと思うのですが、どのようにしてDJとしての活動を始められたのでしょうか?

若い頃、CDで音楽ソフトを買うよりも、アナログレコードで買い集めるのが好きな時期がありまして、そんなこんなしているうちに、結構な枚数のコレクションになったので、djでもしてみようかなと思ったのが始めるきっかけです。

アート・エキシビジョンやクラブ・イベントを開催するプロジェクト、red race riot!として活動をされておりますね。このプロジェクトはどのような思いで始動されたのでしょうか?

red race riot!を始めた当時、国内、海外で活躍する様々なアーティストとコンタクトをとれるきっかけが、たまたまありまして、そんなアーティストを自分の地元に招いてなにかできはしないかな?面白い事になるんじゃないかな?という思いで始めてみました。

また前身のVoluptuaryを含めて地元新潟で様々なイベントを続けていらっしゃいますが、改めて新潟でのイベント開催についてはいかがでしょうか?

地方都市という難しさのなかに、面白さがあると思います。

DJでは幅広いジャンルを聴かせていらっしゃいますが、お気に入りのレコード店がありましたら教えて下さい。

warszawa、hot wax、wenodという都内にあった3つのレコード店が好きでした。惜しくもどのお店も閉店したり、店舗を持たなくなってしまったりしましたが…。今は、新潟市にあるshabby sic ポエトリーというお店が僕の好きなレコードの品揃えになっています。

(link: Shabby Sic Poetry)

どのような思いで「red race riot!」と名付けたのでしょうか?

アンディ・ウォーホールの作品に同じ名前のものがあり、そちらから引用させていただきました。その作品を調べていただけると幸いです。

ロゴのデザインはBeta Bodega Coalition代表としても知られているLa Mano Friaが制作されたものですが、そのいきさつを教えて下さい。

イベントを始める当時、来日中の本人を紹介してもらえる機会があり、ダメもとでお願いしてみたところ、快く承諾してもらい、ロゴのデザインをしてもらえることになりました(笑)。

またLa Mano Friaとは長い付き合いになるかと思うのですが、改めて彼の活動についてはいかがでしょうか?

昔から大好きなアーティストですし、とても尊敬しています。自分の考えている事や、日本では伝わりにくいアメリカの抱える問題を、いろんな方法で伝えてくる作品は、どれも素晴らしいと思いますし、そんな方と長く付き合えている事に、とても喜びを感じています。

今後の活動での野望や予定がありましたら教えて下さい。

今の段階では特に予定が無いのですが、なにか面白い事が思いついたりしたら、何かやりたいと思っています。とにかく、辞めずに続けていくことが一番大切だと思っています。

それでは最後にこれを読んでいる皆さんに一言お願いします!

DJというのは、ただ、レコードをかけるだけのもので、インタビューなんて受けれる立場でないのですが、コレを読んでいただけたなら、とても嬉しく思います。もし、これで興味を持っていただけたなら、red race riot!とあわせて、今後もよろしくお願いいたします。



INTERVIEW in MAY 2015
TEXT by Masato Hoshino