KOUJI NAGAHASHI
FEATURE 071

新潟・長岡市を拠点に、2003年より国内外で高い評価を集めているアンダーグラウンド・レーベルiero(家路)を主宰し、自身も柔軟な視点と創造性で数々のトラックメイキングを行うKouji Nagahashi(長橋功二)。最新作『Raw - Iero Specimen-』は自身に加えて、活動初期より共に歩む盟友Takuya Matsumoto、地元新潟のニューカマーMasashi Kuritaを加えたコンピレーション作品で、「標本(Specimen)」と添えられたサブ・タイトルに相応しい、ブレない着実な歩みと深い探究心によって名実ともに高い水準に到達した現在のレーベルが具現化されています。そんな精力的な活動を見せている彼が、木揚場教会でのexperimental room #20にて、あまり見かける機会の少ない貴重なライヴ・セットを披露してくれます。ライヴ前の予習にも是非ご覧下さい。




HOMETOWN
Niigata, JP

MEMBER
Kouji Nagahashi

LABEL
IERO (JP)

WEB
KOUJI NAGAHASHI soundcloud

VIDEO

2 (Last Dance Over Me)


4


Route8 Connection





experimental room #20



2015 11 23 MONDAY

Kiageba Kyokai

Open 17:30 / Start 18:00

Adv 3000JPY / Door 3500JPY / From Out Of Niigata 2500JPY / Under18 FREE!

live:
INGA COPELAND
SAPPHIRE SLOWS
KOUJI NAGAHASHI

dj:
LIVING ROOMS

more info: experimental rooms
まず始めに自己紹介をお願いいたします。

長橋功二です。打ち込みによるトラック制作とieroというレーベルをやっています。

いつ、どのようにして現在のような音楽活動をスタートさせたのでしょうか?

10代中頃から後半にいわゆるテクノ・ブームがあり音楽に熱中しました。自分でもトラックを制作したくなり当時発売されたローランドのMC303などで作り始めたのがきっかけです。

楽曲はどのようにして制作されるのでしょうか?

現在はシーケンスとレコーディングをPCで行い、MIDI経由で音源モジュールを鳴らしています。

制作にはどのようなものにインスパイアされますか?

普段聞いている音楽からイメージやフィーリングを受けることが多いように思います。あとは映画も結構好きでその影響もあると思います。

自身の作品の制作の他に、ieroとしてレーベルを運営されております。レーベルはどのようにしてスタートされたのでしょうか?またコンセプトなどがありましたら教えて下さい。

90年代、デトロイトのテクノ・ミュージシャンは各自がレーベルを持っていて、そこから積極的に自身の作品をリリースしていました。そういったものに強くあこがれてレーベルをスタートしました。コンセプトとしては基本的には自分の作品を発表する場として考えています。

名前は日本語で「家路」となりますが、どのような思いで名付けられたのでしょうか?

単純に当て字なのですが「いえじ」(家路)と一緒なので紛らわしかったな…と今は思っています。

現在レーベルの最新作である『Raw -Iero Specimen-』についてご紹介頂けますでしょうか?

コンピレーションになります。海外レーベルからもリリースを重ねる松本くん(Takuya Matsumoto)と新潟でDJなどで活躍する栗田くん(Masashi Kurita)に素晴らしいトラックを提供してもらいました。僕の曲も含め、いいものができたと思います。

現在長岡市を拠点とされていらっしゃいます。長岡という土地・風土はアーティストやレーベルでの活動にどのような影響を与えていると思いますか?

長岡に住んでいて、例えば新潟に遊びにいくと新潟の空気のほうが軽くて気持ちいい事に気付きます。 比べると長岡の空気は若干濃密で、その分、良くも悪くも重さを感じます。自分の作るトラックにもその重さみたいなのが出ている気がします。

ズバリ新潟の音楽シーンについてはいかがでしょうか?

なにかコメントできるほど詳しくないのですが、依頼があればライヴなど積極的にやりますので、お話いただければ嬉しいです。

最近のお気に入りのアーティストや作品がありましたら教えて下さい。

最近はアート・ペッパー(Art Pepper)をよく聴いています。

今後の予定を教えて下さい。

次のリリースに向けてトラックを制作しています。

それでは最後にこれを見ているリスナーに一言お願いいたします。

読んでいただいてありがとうございました。ieroの作品是非チェックしてみて下さい!



INTERVIEW in November 2015
TEXT by Masato Hoshino